読書バリアフリーについて
2023-09-30
みなさま、こんにちは。
今回は、「読書バリアフリー」についてお話したいと思います。
令和元年に公布・施行された「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」
(通称:読書バリアフリー法)があります。
さまざまな理由で見えづらい(ロービジョンの)方も
読書に親しむことができる社会を推進するための法律です。
弊社で取り扱っている商品として、以下のような機器があります。
拡大読書器
カメラ等で対象物を映し、拡大して画面に表示することで、
本や書類などをご自身で読むことができます。
拡大率の調整の幅が広く、表示色の設定はカラーだけでなく、
コントラストを強調して薄い文字を見やすくしたり、
白黒、白黒反転でまぶしさを軽減したりなど
見え方にあわせて表示を変更することが可能です。
据置型は、画質高倍率のオートフォーカスカメラが搭載されており高倍率の拡大が可能です。
画面のサイズは20〜24インチ程度で、画面下に縦横に動くテーブルがついているものが多く、
ライン機能、マスキング機能など機能も豊富です。
持ち運びには不向きですが、中心視野欠損がある方など
かなり拡大が必要な方や、厚みのある書籍などを読みたい方におすすめです。
携帯型は、軽量コンパクトで、手のひらサイズのものは電子ルーペとも呼ばれています。
外出先で値札や商品の成分表示などを確認するときに便利です。
音声読書器
電源を入れて原稿を置くだけで、撮影した活字文章をクリアな音声で読み上げる機器です。
商品パッケージなどの小さい文字からA3サイズの大きな書類まで
縦書き・横書き問わず様々な大きさの書類を読み取ることができます。
据置型では、本体正面に置くことで自動で読み込みを始める『自動モード』、
カメラボタンを押して読み込みを始める『ワンタッチモード』、
指差しした箇所から読み込みを始める『指差しモード』などがあります。
また、メガネのテンプル(つる)に装着する小型軽量のメガネ装着型音声読書器もあります。
電源を入れると、 目の前の文章を撮影し、音声で読み上げてくれます。
原稿の位置がずれていると修正するための音声ガイド機能も付いています。
目立ちにくく、気軽に外出先でもご使用いただけます。
これらの商品は、重度の障害のある方の「日常生活用具」の給付対象の商品です。
(品目はお住いの自治体により異なります)
お問い合わせはお気軽に兵庫リハビリまで。
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