バスボードについて
2023-07-28
みなさま、こんにちは。
今回は、バスボードについてお話したいと思います。
介護用のバスボードとは、浴槽のフチにかけて、
浴槽への出入りをサポートする用具です。
古いタイプのバスタブなどは、浴槽のまたぎが高く、
筋力の落ちた方には、手すりがあっても、浴槽に入るのが難しくなります。
一旦、バスボードの上に腰かけて、座った状態でゆっくり湯船に出入りできるので、
浴槽をまたぎにくくなった方でも安全に入浴することができます。
バスボードには、取り付け対応幅があり、取りつける浴槽の種類によって
対応しているものを確認して選ぶ必要があります。しっかり固定ができ、
取り外しの簡単なものをお勧めします。
また、バスボードにグリップが付いていれば、腰掛ける際に安心です。
グリップを握ることによって、姿勢が安定し、身体の向きを変えるときも安心です。
せっかくグリップが付いても距離が遠すぎて、うまく握れない場合があります。
差し込む場所が数か所あり、グリップの場所を変更できるものが便利です。
また、湯船から立ち上がる時もつかまることができるので、
バランスを崩して転倒や溺れるリスクも防げます。
浴室内では、湯気で視界が悪くなるため、赤やオレンジ、ブルーなど
鮮やかなグリップの色になっています。
バスボードの中には、座面に回転盤が付いているものもあります。
座面が回転することによって、麻痺のある方や体を動かしにくい方でも、
介助者の負担を減らして、向きを変えることができます。
バスボードは一般的に3㎏程度の商品が多いです。
バスボードは入浴中に取り外したりする作業もありますので、
重い商品だと取り扱いが大変ですので、軽いものがおすすめです。
また、耐荷重量もご本人様だけでなく、介助者の体重も
かかることがありますので、考慮する必要があります。
バスボードの中には、浴槽の片側だけに固定して、
座面の回転により、入浴を補助するものもあります。
こちらも浴槽の形状や厚みを考慮する必要があります。
足場が悪く滑りやすい浴室は、ご家庭内でも事故の多い場所です。
また、お風呂の介助は何度も身体を持ち上げたり、支えたりが必要なため、
介助者の負担も大きく、不安定な姿勢を取ることが多い場所となります。
バスボードを使うことによって、お互いのストレスを軽減し、
快適なお風呂タイムのお手伝いができればうれしいです。
お問い合わせはお気軽に兵庫リハビリまで。
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