口腔ケアについて
2023-04-05
みなさま、こんにちは。
今回は口腔ケアについてお話したいと思います。
口腔ケアの目的には、主に「4つ」があります。
①だ液の分泌を促進する
②誤嚥性肺炎を予防する
③口臭を予防する
④虫歯・歯周病を予防する
年齢を重ねることで、入れ歯になったり、
やわらかい食事が増えることで
咀嚼回数が減り、唾液の分泌量が低下します。
糖尿病などの病気や降圧剤などの内服薬の副作用でも、
唾液の分泌が低下し、ドライマウスが進んでしまうことがあります。
そうなると、口の中の細菌が増加し、
歯周炎や口の粘膜の炎症の原因にもなります。
ここから、全身へと波及しますので、
低栄養などが重なると、重症化しやすくなります。
お口の中は特に敏感なので、普段から人に見られたり、触れられることがありません。
痛みや症状が出だすと、ますますケアや治療を拒むところでもあります。
普段から、うがいや歯磨き、舌の清掃などで、
お口の「さっぱり感」「清潔感」を習慣化していただき、
継続していただきたいです。
歯が20本以上あり、食べ物が嚙める人は
認知症の発症率が低いと言われています。
また歯周病がアルツハイマー病悪化の
因子になるという研究結果もあるようです。
口は「食べる」「話す」といった生活のもととなる機能ですので、
出来る限りご自分の歯で食事を摂っていただいたり、
ご家族や周りの方とのコミュニケーションをとっていただくためにも、
お口の健康を維持していただくことは、とても重要です。
お手入れの商品としては、
歯磨き剤、入れ歯洗浄剤、歯ブラシ、歯間ブラシ、舌ブラシ
などがあります。
スポンジブラシ、口腔ケアシート(口腔ウェットティッシュ)、マウスウォッシュを
取り入れられているご施設様も増えてきています。
お問い合わせはお気軽に兵庫リハビリまで。
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