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嚥下について
2020-09-22
みなさま、こんにちは。
今回は、嚥下についてお話ししたいと思います。
嚥下とは、「えんげ」と読み、口の中で咀嚼した食べ物を
飲み込みやすい大きさに取りまとめ、喉の奥に飲み込み
食道から胃へと送りこむことを言います。
食道の入り口付近では、空気の通り道「気管」と
食べ物の通り道「食道」、2つの分かれ道があります。
飲食をしていないときは、食道の入り口は閉じて
空気専用通路になっています。
逆に飲食の際には、気管の入り口は閉まり
飲食物が食道へと進んでいきます。
喉の奥はとても複雑で、1つの器官がいくつも
の役割を担っています。
病気や加齢でその機能が弱まることで
さまざまな弊害が生じやすい器官とも言えます。
食べ物が食道入り口付近に近づき、
食道の扉の開閉のタイミングが合わず
誤って気管に入ることがあります。
これを誤嚥(ごえん)といいます。
誤嚥性肺炎など、みなさまも耳にされたことがあるのではないでしょうか?
嚥下しやすい調理の方法は、食べ物がパサついたり
バラけたりして、口の中や喉に残らないようにまとめることや
サラサラの水分など一気に喉に流れ込まないようにすることあげられます。
とろみ剤などを用いて、食べ物に粘度をつけることで、解決できます。
食べやすい柔らかさも、お体の状態によってさまざまです。
お箸で切れる~歯ぐきでつぶせる~舌でつぶせる~かまなくてよい
まで、さまざまです。宅配の介護食やレトルト食品には
いろいろな柔らかさのものが準備されています。
試してみて、食べやすいものを探してみるのも、よいかも知れませんね。
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