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ノロウイルスについて

2019-12-30

みなさま、こんにちは。

今回は感染性胃腸炎のノロウイルスについてお話ししたいと思います。

 

ウイルスが原因で起こる感染性胃腸炎は、

1年を通して発生していますが、

特にこの季節に流行いたします。

原因となるウイルスはノロウイルスやロタウイルス、

アデノウイルスなどがあります。

冬の初めにはノロウイルス、

後半にはロタウイルスが多くなる傾向にあります。

 

ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。

症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などで、発熱は軽度です。

多くは1日から2日で改善いたしますが、ノロウイルスは年齢を問わず流行し、

特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者が下痢や嘔吐が続くと脱水症状を起こし、

重症化しやすいので、注意が必要です。

 

ノロウイルスは、ウイルスが100個以下でも発症する、とても強いウイルスです。

感染者の吐物、便の中に含まれたウイルスから感染が広まります。

 

その吐物の処理には特に注意が必要です。

吐物は目に見えないところまで広がっています。

飛沫は数メートル先まで、空気中に漂うものもは

数時間にわたって浮遊すると言われています。

嘔吐のあった部屋は換気をよくして、

処理する人以外の入室を避けることが必要です。

 

処理には、使い捨てのマスク、手袋、エプロン、ペーパータオルなど用い、

次亜塩素酸ナトリウムで処理します。

(消毒用のアルコールには、ノロウイルスに効果のある商品と無い商品があります。)

感染を防ぐためには、気の遠くなるような消毒作業をしなければいけません。

そのためにも、吐物処理キットを準備しておかれては、いかがでしょうか?

素早い処理で、ご負担の軽減にお役に立てればと思います。

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