使い捨て手袋(種類)について
2019-10-02
みなさま、こんにちは。
今回は使い捨て手袋についてのお話です。
使い捨て手袋は使いきり手袋また、ディスポ(-ザブル)手袋と呼ばれており、
使用後には廃棄する手袋の事です。
以前は粉つき(粉あり)と言って、着脱がスムーズになるようにコーンスターチなどの
ついたものがありましたが、アレルギーやかゆみが生じる可能性があることから、
厚生労働省より切替が促されたため、今では粉なし(パウダーフリー)が主流となっています。
手袋には、さまざまな素材からできており、その用途も素材や厚みなどから適した用途があります。
ポリエチレン手袋
耐油性、耐薬品性に優れており、低コストの手袋です。
調理食品分野でよく使われますが、強度や作業性に劣ります。
内側にエンボス加工(凹凸加工)がされていれば、内側のべたつきを抑え、着脱しやすくなります。
外側にエンボス加工がされておれば、ご飯粒などの食品が手袋につきにくくなります。
プラスチック(塩化ビニール)手袋
耐油性、耐薬品性、作業性に優れており、劣化しにくい、幅広く利用されている手袋です。
着脱しやすく、油にも強い手袋です。しかし、熱や引き裂きに弱い性質があります。
ニトリルゴム(合成ゴム)手袋
医療分野でも使われ、耐油性、耐薬品性に優れた万能タイプの手袋です。
強いフィット力で、引き裂きやひっかけにも強く、ラテックス手袋の代替品として普及しています。
ラテックス(天然ゴム)手袋
やわらかく、ぴったりフィットしてしなやかな手袋です。作業性や強度に優れていますが、
ラテックスアレルギーが問題となっています。
(ラテックスアレルギーとは、赤み、かゆみ、じんましんなどの皮膚障害ですが、
まれにアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので、注意が必要です。)
使い捨て手袋にはさまざまな現場で使用されていますが、目的に合わせた適切な商品で
効率よく作業していただけるお手伝いが出来ればと思っております。
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