提案商品 その64
2017-06-15
こんにちは
『提案商品 その64』
です。
今回は
パルスオキシメーター
です。
施設ではご利用者様の
「バイタルチェック」
という日課があります。
これはご利用者様の
健康状態を調べる事で
体温、血圧、脈拍、呼吸等を
計測し数値化して
管理する事です。
その計測項目の中に
「SpO2」
といって
「酸素飽和濃度」
というものを調べる項目があります。
飽和度(saturetion)の「S」
脈拍(pulsation)の「p」
酸素の「O2」
を合わせて
「SpO2」と表現されています。
ご存知のように人間は酸素を吸って生きているわけですが
吸った酸素はどこにいくのでしょう。
肺に入った酸素は肺胞から毛細血管を通して
血液中に溶け込んでいきます。
そして赤血球の中にあるヘモグロビンにくっついて
身体中を巡り各臓器に運ばれ
臓器を形成する細胞に供給されているわけです。
酸素の行き着く先は細胞です。
そこで酸素がどういう役割を果たしているかまでに及ぶと
また長い話しになるので割愛させていただきます。
とにかく
我々の身体を形成する
60兆個とも言われる細胞に
酸素が運ばれないと
臓器が正常に働かなくなって
臓器不全となり死に至ってしまいます。
パルスオキシメーターは
赤血球に含まれるヘモグロビンの何%が酸素と結びついているか。
血液の中が十分な酸素で満たされているかどうかを調べる重要な機器なのです。
正常な「SpO2」の値は
「96%~」
とも言われていますが
様々な見方があるようですので
医学的な判別は専門家におまかせします。
現地にて
酸素飽和濃度SpO2を計測する際の
問題点を聞くと
・ご利用者様の指先の血流が悪くうまく計れない
・数値が果たして正しいものなのかよくわからない
・誰を測っても同じ数値が出る
等があることがわかり
解決できる方法はないものか考えました。
あります。
ニプロが販売元になっている
マシモ社の
『マイティサット』
です。
一般的に流通しているパルスオキシメーターは
酸素飽和濃度SpO2と
脈拍PRbpm
の2つしか表示されていません。
『マイティサット』は
もうひとつ
「PI」といって「灌流指標」
という数値が表示されます。
「灌流指標」
とは平たくいうと
末梢循環の良い悪いを表した数値です。指先の血流の事です。
0.02~20%の数値で表され
1%以上であれば望ましい数値です。
つまり
PIが1%以下の方は
末梢血流の悪い状態なので
測定を別の指にしてみる等で
対応する事ができます。
これは便利です。
感度に関しても他の商品に比べ断然良いです。
感度の良い理由を
メーカーさんから
説明を受けましたが
「実際に対象の方に
使ってみてもらえれば
直ぐわかります。」
との自信。
百聞は一見にしかず
デモ機や
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兵庫リハビリ(株)
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