修理情報
乾燥機の保守点検について
2024-04-09
兵庫リハビリのメカニックの佐藤です。
今回は、前回に引き続き、乾燥機の点検について少しお話しさせてもらいます。
前回のブログで、保守点検などを一度もした事がなかった施設の
乾燥機のバーナーの画像をお見せしたのですが
赤火が強く、危険な状態でした。
まずそもそも、バーナーとは
効率的に燃料ガスを燃やす為に、空気とガスの調整が出来るようになっており
元は赤火が強く大きい火でも、調整すると炎が安定し青火に変わり
有毒な一酸化炭素などの量も減り、安全に使用できるよう作られているのですが
掃除が行き届いていなく、点検などがされていないと
その調整箇所にホコリやゴミが溜まり、空気の調整がうまく出来ず
燃焼効率が下がり、赤火が強く出て
一酸化炭素中毒になってしまう可能性や、他の部品を傷め修理の値段がかさんでしまったりと
マイナスな事ばかり増えて言ってしまいます。
エラーがまだ出ていないから大丈夫、ではなく
『後悔先に立たず』ですね。
話が外れましたが
その赤火が強く大きく出ていたバーナーも
掃除をし、点検していると
空気が入り込む調整部分に、たくさんのホコリやゴミが詰まっており
それを除去し、少し調整するだけで
このように、部品交換しなくても同じものとは思えないような
炎もだいぶ落ち着き、青く、キレイな炎になりました。
皆さんも安全で、安心して長く乾燥機をお使いいただけるよう
これからも頑張りますので、少しでも気になられたら
ご連絡お待ちしております。