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紙おむつについて

2023-03-09

みなさま、こんにちは。

今回は紙おむつについてお話ししたいと思います。

 
大人用の紙おむつは1年間に、赤ちゃんが生まれてから
おむつが外れるまでの約3年間と同じ金額がかかると言われています。
 
排泄にまつわる介護は、食事や入浴の3大介護で最も過酷で、
介護者にとっても心と身体に大きな負担がかかります。
しかし、安易な紙おむつの使用により生きる気力を失うこともあります。
失禁があったとき、まずは紙おむつ以外の選択肢はないかの検討が必要になります。
その上で紙おむつが必要であれば、利用者の意向やADLの度合いを最重要として選びます。
 
 
大人用紙おむつは、使い分けができるように種類がたくさんあります。
どれを選べばよいか、逆に悩んでしまいますね。
 
テープタイプ
寝て過ごす事が多い方。
日中はトイレに行ける方の夜用として。
ヒップのサイズで選びます。
装着後、お腹とおむつの間に手のひらが入るくらいのゆとりを目安に。
 
パンツタイプ
介助があれば歩ける方。
ウエストのサイズで選びます。
 
尿とりパツド
テープタイプやパンツタイプのインナーとして使います。
尿の量や回数によって種類が分かれています。
日中はレギュラーサイズを使用して数時間毎にパッドだけ取り替えて、
夜は吸収量の多い専用パッドを使うことによって、
睡眠を妨げないといった使い方ができます。
尿取りパッドを併用することで、パッドだけ取り替えることで、
おむつ交換の軽減につながります。また、コストも半分以下になります。
 
またプラスしてお使いいただける両面タイプのパッドもあります。
シートのどこからも吸収可能なので、丸めたり、ジャバラに折ったりして
スキマをうめて吸収量をカバーしたり、あふれモレを防ぐのに有効です。
シートの片側から吸収したものは反対側に透過するので、
必ずおむつや尿とりパッドと一緒に使用してください。
 
 
紙おむつは、必ず身体にあったサイズを選んでください。
苦しそうだからと大きめサイズを選ぶとスキマができ、逆にモレにつながります。
モレ防止のギャザーをしっかり立てることも紙おむつの機能を活かすことになります。
 
吸収量が欲しいからと、レギュラーサイズのパッドを重ね使いをすることは、
パッドのふちが敏感な皮膚に当たり、トラブルにつながります。
その場合は、吸収量の多いパッドを選んでください。
 
各メーカーさんでおむつの使い方、当て方を動画でアップされています。
とてもわかりやすく、おむつの選定ができるサイトもあります。
 
モレない紙おむつの選定は、介護者にとっても
衣類やシーツ交換などの介護の負担を減らすことにつながります。
利用者、介護者のお互いの心の軽減につながれば幸いです。
(I)
 

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