体重計について
2022-11-21
みなさま、こんにちは。
今回は、体重計についてお話したいと思います。
介護現場における体重変化は、ご利用者様の体調や
病気のリスクを管理する重要なバイタルサインです。
そのため、日や曜日を決めて、定期的に測定して変化を観察し、
病気や状態悪化の早期発見をされていることと思います。
体重増加は肥満やそれに伴う健康障害だけではなく、
心不全などの緊急性を要する病気が潜んでいる場合があります。
BMI25以上は肥満とされていますが、その値を超えると
死亡率が高くなったり、肥満が原因の合併症(糖尿病、脂質異常症、
高血圧、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、睡眠時無呼吸症候群、
膝への負担増から変形性関節症など)を引き起こしやすくなります。
急激な体重増加は病気による体内に体液が溜まる、
心不全や腎不全、肝不全が疑われます。
また、体重減少にはカヘキシア(慢性的な疾患のがんや心不全,慢性閉塞性肺疾患などが
原因となり、筋力低下、食欲不振、貧血などがおこること)、サルコペニア(加齢による筋肉量の減少)、
フレイル(筋力低下や低下活動、低栄養による虚弱状態)の3つの状態があります。
リハビリの方法や管理栄養士の指導の下、栄養摂取の取り組みの必要などがあります。
体重計にもハンドレール付き体重計、車いす用体重計,ストレッチャー型の体重計など、
ご利用者様の状態に合わせて、さまざまな種類があります。
また付加機能として、プリンター印刷や、体組成の計測できるもの、
Bluetoothの通信機能などがあります。
車いす体重計は従来より軽量化され、スタンドが移動キャリーになったりするものもあります。
兵庫リハビリでは、修理などの導入後の相談も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
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