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防水シーツについて

2022-08-24

みなさま、こんにちは。

今回は、介護用の防水シーツについてお話したいと思います。

 

ベッドや布団の上で失禁してしまっても、水分を受け止めて

布団が汚れるのを防いでくれるのが、防水シーツです。

 

防水シーツには、「防水」と「撥水」の2種類あります。

 

防水タイプ

水分を吸収したあと、ポリウレタンなどで加工された裏面によって

シーツの中にどじ込められるので、表面はさらっとしていますが、

シーツの下には、しみこまないようになったものです。

ベッド上でよく動く人や失禁量の多い方に向いています。

 

防水シートには、コーティング加工とラミネート加工のものがあります。

ラミネート加工の方が耐水性、透湿性・伸縮性に優れており、

コーティング加工のものより薄手でムレにくく、生地も柔らかいです。

 

撥水タイプ

表面に撥水加工が施されており、水分が表面にとどまります。

裏面に加工がされていないため、防水タイプより、通気性に優れています。

失禁量が少ない方、おむつをしている方、ベッド上であまり動かない方に向いています。

水分が吸収されずに表面に留まってしまうため、すぐに取り換える必要があります。

また、体重をかけ続けると、裏側に浸みることがあります。

 

 

また、防水シーツにはサイズや形状により、種類があります。

介護される方の状態や、介護する方のお手入れの手間などを考慮して選びます。

 

全面シーツタイプ

失禁量が多く、ベッド上で動きが多い人向に向いています。

しかし、上半身も防水シーツになってしまうため、ムレに気を付けなければなりません。

湿気を通しやすいシーツがおすすめです。

 

部分シーツタイプ 

失禁量が少なく、ベッド上での動きが少ない人に向いています。

腰やお尻のあたりだけを防水できる大きさのものとなります。

生地の面積が少ないので、シーツ交換や洗濯がしやすくなります。

 

ボックスシーツタイプ 

マットレスまで包み込めるボックスタイプは、ヨレにくいのがメリットです。

ヨレは床ずれの原因になるため、リクライニングベッドでもズレにくくなります。

商品によっては、側面に防水加工が施されていないものもあるので、防水の範囲を確認してください。

 

 

また、防水シーツには下記のような生地の種類があります。

 

天然素材 透湿性に優れたコットンがおすすめです。

 ●タオル地 肌触りがよく、吸収性があり。パイルが短いタイプは、肌への     

       引っ掛かりが少なく、ほつれや糸くずなど出にくく、扱いやすいです。

 ●デニム生地 肌触りがよく吸水性があり、丈夫で耐久性があります。しわになりにくい特徴があります。

 

化学繊維 お手入れがしやすいです。

 ●ポリエステル生地 タオル地に比べ、吸水性は劣りますが、洗濯後に乾きやすく、通気性が高くなります。

 ●ニット素材 伸縮性に優れているので、ヨレにくく、ベッドメイクしやすいです。

 

そのほかにも、使い捨て防水シーツがあります。繰り返し使える布製の防水シーツの方が経済的ですが、

おむつ交換時に周りが汚れたり、就寝時の横漏れを防止したいとき、外出時など、

場面によって介護する方の手間を減らすことができますので、選択肢のひとつとして、おすすめいたします。

 

お洗濯のできる防水シーツですが、商品によっては脱水機や乾燥機にかけられないものがあります。

商品をお選びになるときは、お洗濯の確認をお願いします。

 

兵庫リハビリでは、オリジナルブランドの防水シーツも取り扱っております。

肌触りの良い長持ちするシーツとして、ご好評いただいております。

 

介護する側、される側にとって、いかに負担を軽減して快適に過ごしていただけるか、

そのお手伝いができればと思っております。

(I)

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