熱中症対策 〜昔ながらの涼を感じる工夫〜
2022-08-03
こんにちわ。中村です。
ますます気温が高くなり、厳しい暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスも猛威を払い、ついに第7波の足音が近づいてきています。
コロナウイルス感染予防のため、マスクの着用は習慣として生活の一部になっている方も多いのではないかと思います。
とはいっても、これからの季節、熱中症にも要注意です。
マスクをしながらの熱中症対策として、最近は便利なグッズが多数販売されていますね。
ひんやり冷感マスクや持ち運べるハンディー扇風機、冷却スプレーにネッククーラー。
便利な時代になったものだと思いながら、ふと、昔の人たちはどうやって暑さを凌いでいたのかと考えてみました。
●見る・・・・【金魚】ガラスの水槽がなかった江戸時代には、
上から眺める「上見(うわみ)」と呼ばれる鑑賞方法で、
尾びれがひらひらと美しくみえるよう
改良されているのだそう。
●飲む・・・・【甘酒】夏の季語でもあり、発酵食品で栄養が豊富。
なんと熱い状態で飲む方が
効果的に涼しさを味わえたのだとか。
●食べる・・・【夏の和菓子】水羊羹にわらび餅、麩まんじゅう。
夏の和菓子の特徴は水分が多めで、見た目にも涼しげです。
【ところてん】夏はさっぱりと食べられるものが
いいですよね。
お酢を使った食べ物は食欲を刺激し、
夏バテにもピッタリです。
●聞く・・・・【風鈴】体感の涼しさを感じるわけではありませんが、
風情や趣のある音色に風が通り抜ける心地よさを
感じることができます。
●感じる・・・【打ち水】気温の高い昼間に打ち水をしても蒸発した水分で
湿度が上昇してしまうので、朝と夕方が1番効果的。
お清めの意味もあったと言われています。
【うちわ】ハンディファンとは違い、
ゆったりと自分のペースで調節できるうちわだからこそ、
刺激的な涼しさではなく体にやさしい“涼”を感じることが可能に。
コロナウイルスとの共存で、今まで以上に熱中症対策が重要視されていますが、
日本で暮らしているからこそ楽しめる夏風情や伝統的なものに再注目することでいつもとは違う夏を過ごせるかもしれません。ぜひゆっくりと心地よい“涼”を感じるような夏の過ごし方を見つけてみるのもいいかもしれませんね。