高齢者の乾燥肌について
2022-06-06
こんにちは姫路営業所の馬場です(^○^)
初めに乾燥肌とも呼ばれる肌の皮脂や水分が不足して乾燥が進んだ症状を、
「乾皮症(かんぴしょう)」と言います。
なかでも加齢にともなって起こるものは、「老人性乾皮症」と呼ばれています。
実は高齢者の多くを悩ませている症状なんです。
老人性乾皮症とはどんな症状❓
肌はたくさんの層によって作られていますが、一番表側に角層と言う層があります。角層には、肌の水分を保つバリア機能と、肌の潤いを正常な状態に保つ保湿因子が備わっています。しかし、そのバリア機能と保湿因子は年齢を重ねると衰えてしまいます。加齢とともに肌の水分が保てなくなり、乾燥してかさつき、本来の防御機能も低下します。程度では、白く粉をふく状態ですが、症状が重くなるとひび割れのようになり、網目のようにひびが見えることもあります。この状態を「老人性乾皮症」といいます。
また、外部からの刺激に弱くなったり、乾燥してかゆみに敏感になったりすることで、肌をかきむしってしまう方もいます。かきむしって悪化した状態を「皮脂欠乏性湿疹」といい、発疹やただれのような症状が現れます。
すね、大腿、腰に症状が出る方が多いですが、肩や首周りなど上半身を含めて全身に現れる場合もあります。
肌が擦れるだけで痒かったり、痒みで夜眠れなくなったりするケースもあるので、ただの乾燥肌と軽く考えずに早めに対策をとることが大切です。
日常生活の中で原因になることを知って予防することが大切です。
老人性乾皮症は主に加齢によって起こりますが、それ以外にも原因となることが日常生活の中に潜んでいます。老人性乾皮症を発症させないために気をつけることと、その予防方法を紹介します。
1室内の乾燥
部屋が常に乾燥していると老人性乾皮症になりやすいです。特に冬場は暖房器具により湿度が低くなるため、加湿器等を稼働させて室内温度を約50から60%に保つことが大事です。
2熱すぎるお湯のお風呂、長湯
お湯の温度が高かったり、長居をしたりすると皮脂を取りすぎてしまい、乾燥が進みます。お湯はぬるめに設定する。ヒアルロン酸、セラミド、シアバターといった保湿成分が入った入浴剤を入れるのも良いとされています。お風呂上がりはすぐに保湿をする習慣もつけることが大事です。
3体をゴシゴシ洗う
ナイロンタオルでゴシゴシ洗うと角層を傷つけ、皮脂を取りすぎてしまいます。石鹸やボディーソープも刺激の強いアルカリ性のものは避けて、弱酸性で体刺激のものを選ぶことが大事です。
4化学繊維やウールなどチクチクした洋服
静電気の起きやすい素材や、チクチクした素材の服は、乾燥した肌に刺激を与えてしまいます。肌に触れる服には化学繊維やウールなどではなく、肌触りの良い綿100%のものを選ぶのが大事です。
5電気毛布
冬場、電気毛布をつけたまま就寝すると体の水分を奪って、肌の乾燥を進めてしまいます。寝る前まで温めて、布団に入るときにはスイッチを切るのが良いとされています。
我々兵庫リハビリ株式会社では、入浴剤を始めとする弱酸性のシャンプー・ボディーソープ、保湿クリーム等肌の乾燥を防ぐ商品を扱っておりますのでもっと話を聞きたいサンプルを希望などお問い合わせお待ちしております。
最後に、肌がかさつき、時にかゆみを伴うこともある「老人性乾皮症」は、思った以上に生活の質を下げてしまいます。日々保湿クリームを塗るのは大変かもしれませんが、「お風呂から出たら保湿する」といったようにケアの習慣化をしていき防ぐことが重要です。