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高齢者の春先の不調について

2022-04-25

みなさま、こんにちは。

 

今回は、高齢者の春先の体調不良についていお話したいと思います。

季節の変わり目で、体調不良が起きやすくなる主な原因は

「自律神経のバランスの乱れ」と「寒暖差」になります。

 

冬から春にかけては「三寒四温」と言われる寒暖差が最も大きい季節。

気温はもちろん、気圧の変化も大きくなります。寒暖差が続くと、

体温調節の役割を担う自律神経がオーバーワークとなり、

過活動の状態となります。すると、常に体が興奮状態となり、

エネルギーを消費するため、極度の疲労感を感じるようになります。

また気圧の大きな変化も、耳の奥の内耳にあるセンサーを経由して、

自律神経が強制的に作動することにより血管が膨張と収縮を繰り返し、

頭痛や倦怠感などを引き起こします。そのうえ、加齢が進むと、

汗腺が小さくなっているため、汗もかきにくくなり、

体温調節が難しくなります。また、自律神経の衰えも体温調節機能の

低下を一層加速させます。そのため、寒暖差にうまく対応出来なくなります。 

これらが原因で、春先の不調を引きおこします。

 

症状としては、

 ・頭痛、発熱、耳鳴り、めまい

 ・眠れない、日中の眠気

 ・食欲不振

 ・全身のだるさ、関節の痛み、むくみ

 ・便秘や下痢をしやすくなる

 

自律神経のバランスを整えるためには、

①規則正しい生活

起床後、日光を全身に浴びること。目を通して日光が体内に入ると、

神経伝達物質のセロトニンの分泌が活性化します。セロトニンとは、

別名「しあわせホルモン」と呼ばれ、精神を安定させる働きがあります。

 

②栄養バランスの取れた食事                 

良質なたんぱく質やビタミン、ミネラルを摂ること、

栄養価の高い旬の食材を活用し、栄養バランスの取れた食事は

体の組織を作るだけでなく、内臓の働きが安定し、自律神経も乱れにくくなります。

 

③適度な運動

適度な運動は、日常生活における疲労軽減につながり、自律神経が安定します。

過剰な運動は避けなければいけませんが、有効なのは有酸素運動と

ストレッチと言われています。有酸素運動で手軽にできるものとしては

ウォーキングがあります。一定のリズムでのウォーキングは

脳内のセロトニンの分泌も活発になります。また、ストレッチで筋肉を収縮させると

血流が改善し、むくみやだるさを解消してくれます。

 

④身体を内側からあたためる

自律神経が乱れると、冷えにつながります。

交感神経が過剰に働くと、血流が悪化するため、冷えが起きます。

冷えが慢性化すると、身体にとって強いストレスとなり、さらなる体調不良を招きます。

体を内側からあたためるには、40度前後のお風呂につかったり、

運動や食事によって血流を改善して、身体の芯からあたためることが必要です。

 

春は、生活環境が変化するときでもあります。

ご家族様にとっても、無理のないケアをお手伝いできる商品を

各種取り扱いしております。お気軽にお問い合わせください。

(I)

 

 

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