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高齢者用の靴について

2022-01-28

みなさま、こんにちは。

 
今回は、高齢者用の靴についてお話ししたいと思います。
 
リハビリシューズはリハビリテーションをするときに履きやすい靴を指し、
介護シューズは履きやすく脱ぎやすい、歩きやすいといった特徴の靴を指します。
 
室内用
施設の中などでは、裸足や靴下では安全面・衛生面に問題があることから
常時靴を履いて移動することになります。
ポリエステルや綿などのやわらかくて履き心地がよく、伸縮性があって着脱もしやすい、
そして足が蒸れない通気性のよいものが求められます。
室内で歩く機会が多かったりリハビリを行ったりする人は、
履き心地のよさをある程度踏まえたうえで、歩行しやすい形状のものが必要になります。
 
屋外用
屋外での使用では路面の凹凸や小石などの障害物がありますので、
室内用よりも丈夫な素材でできたもの、また靴底が適度にあり、
つまずき予防のために、つま先の部分が少し上がっているものを選びます。
つま先部分が適度に曲がる柔軟性を持っているかもチェックしましょう。
 
ただし、ソールの部分が厚いランニングシューズのようなものは
うまく足が上がらない、すり足で歩く高齢者にとっては、
つまずきやすくなるので注意が必要です。
 
 
糖尿病などで足先の感覚障害がある人の場合、感覚がわかりにくいため
知らない間に足先を強く打ちつけることがあります。
つま先が出ずに、つま先のしっかりと覆われた靴を選びましょう。
 
外反母趾やリウマチなどで足先の痛みがある人は、その部分に靴が当たると痛みが出て
歩きにくさや皮膚トラブルの原因となります。
足先の素材がやわらかいものを選びましょう。
外反母趾による痛みを避けることができるような靴もあります。
またリウマチによる変形が強い人は、つま先が開いたタイプの方が向いている場合もあります。
 
 
靴を選択する際、つま先の部分の感覚だけで判断する人が多いのですが、
実は靴のサイズを選ぶ基準は、「足長」、「足幅」」、「甲の高さ」の3つあります。
 
足長に関しては、一般的に「かかとからつま先の一番長いポイントの長さ+1~1.5㎝」が適正と言われています。
 
これはいわゆる靴のサイズとしてしっかりと意識されている人が多いのですが、問題は足幅です。
履いてみてきつすぎるのは論外ですが、余裕がありすぎるのもよくありません。
違和感なくフィットするサイズ感のものを選びましょう。
アルファベットのEで表示され、数字が大きいほど幅広になります。
 
最後に甲の高さですが、甲高の人に関しては販売されている靴に
「甲高用」と表示される事がありますが、具体的に記号などでは表示されていません。
マジックテープなどで調整できるものが良いでしょう。
また、むくみなどで、左右の足のサイズが異なることがあります。
左右が違うサイズで購入できる商品もございます。
 
兵庫リハビリでは、いろいろな靴を取り扱いしております。
お気軽にお問合せ、お待ちしております。
(I)

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