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ポータブルトイレについて

2021-04-30

こんにちは。田中です。
 
ポータブルトイレは、介護を受けている高齢者が、
介助を受けながらでもトイレまで行くことが難しい場合に、
部屋を移動することなく排泄を行うための介護用品です。
被介護者に合ったポータブルトイレを導入すると、
被介護者はもちろん、介助者側の負担の軽減にもつながります。
【ポータブルトイレの特徴】
ポータブルトイレとは、トイレまで移動しなくても被介護者の部屋でそのまま排泄できる、持ち運び可能なトイレのことです。 
ポータブルトイレを使うと、ベッドに近い場所で排泄を行えるため、「被介護者・介護者双方にかかる肉体的負担が軽くなる」「自力で排泄を行うことができるので、おむつをしなくて良い」などのメリットがあります。
 デメリットとしては、バケツ汲み取り式のため「排泄物のニオイが部屋にこもることがある」「トイレ以外の場所での排泄に抵抗を持つ人がいる」といった問題があります。その場合はポータブルトイレ用の消臭剤などを使用したり、仕切りを用意して利用者のプライバシーに配慮したりして、少しでも使いやすくする工夫をすることが大切です。

【 ポータブルトイレが向いている人】
「自力で下着の着脱ができる」「トイレに座って用を足すことができる」「短い距離であれば自分で歩くことができる」「排泄のタイミングを自分で判断できる」という人は、ポータブルトイレが向いています。
また、自分で(あるいは介助を受けて)歩くことはできるものの、トイレの回数が多い人や、夜中にトイレへ行きたくなることが多い人も、自室にポータブルトイレを設置しておくと安心です。
 
【設置場所】
ポータブルトイレは、寝室のスペースに置くか、利用者の寝ているベッドの近くに設置することが基本です。ベッドの足元に設置する場合は、ベッドと平行な位置に置くことで使用しやすくなります。ベッドからポータブルトイレへ移乗するまでにサポートが必要な場合も、介助する側の負担が少なく済みます。部屋のどこに置くのかを事前に考え、そこにぴったり収まるようなものを選ぶことが大切です。

通常のトイレと同じように、各種機能が充実しているタイプもあります。例えば、便座の温度調節ができる「暖房機能」、温水シャワーが出る「洗浄機能」、ニオイを消せる「脱臭機能」などです。
また、排泄時にお尻が痛くならないよう、樹脂などのソフトな素材が使われている便座もあります。
必要な機能が備わったポータブルトイレを選ぶことで、使用者の排泄をより快適にすることができます。
 
ポータブルトイレなどの介護用品のご相談は兵庫リハビリ田中まで。

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