フィッティング
2021-01-30
こんにちは。田中です。
まだまだ寒い日が続きます。
早くポカポカ陽気の春がきてほしいですね。
さて、私は学生時代から現在まで、趣味でトランペットを吹いておりますが、
最近は月1練習のバンドも新型コロナによる延期が続いています。
なので、最近の音楽趣味は自宅パソコンでのDTMや、
休日にひとりでスタジオに行って録音したりなど、オタク趣味にシフトしていっています。
「香水」とか「夜に駆ける」とかみたいに、いつか一発当ててやりたいと思っています。(笑)
さて突然ですがクイズです。
「アナログの楽器(管楽器・弦楽器など)にあって、デジタルの楽器(PCや電子楽器)にないもの」
って何かわかりますか?
答えは「チューニング」(音程合わせ)です。
管楽器は音程が外気温や奏法にも左右されるので、メインの管を微妙に抜き差しすることで調整します。
弦楽器は、弦の張りがゆるんでくると音程が低くなるので張り方を調整することで音程を合わせます。
ところが、パソコンで単純に出す音は基本的には狂いが生じないのですね。
この、正しすぎる音程や正確すぎるリズムといった要素が、機械的過ぎて音楽的にはかえってマイナスとなります。
なので、デジタルの音源にはあえて音程のゆらぎを加えたり、微妙なタイミングのずれを加えたりもします。
音楽豆知識でした。
さて、私たちが取り扱う「福祉用具」にも、楽器のチューニングに似たようなものがあります。
用具そのものの「選定」や、利用者さんの体格や姿勢に合わせた「調整」を、「フィッティング」といいます。
例えば杖の長さや手すりの高さなどです。
利用者さんは福祉用具を使うのは初めての方が殆どで「こんなもんか」と比較のしようがありません。
しかし、正しいフィッティングが出来ていないと、使いづらいから億劫になる、車いすで移動したいけど腰が痛くなるから使いたくない、という風になります。
車いすのフットサポートの高さや、背張りの調整をすることで姿勢が改善され、積極的に食事を摂られるようになる例もあります。
さらに言えば、福祉用具の正しい選定や調整は、転倒などの事故を防ぐためにも必須と言えます。
福祉用具を正しいフィッティングで、安全・快適にお使い頂きたいと思います。
ご相談は兵庫リハビリの営業担当まで。