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スライディングボード
2021-01-04
こんにちは、田中です。
さて今回は「移乗用具」についてお話しします。
「移乗」とは、例えば、ベッドから車いすに移ることや、
ポータブルトイレからベッドに移ること等を言います。
介護に携わる方にとって職業病とも言われる腰痛ですが、
その要因として挙げられるのが“移乗介助”です。
移乗に伴う負担は介護者の身体を悪くしてしまうことはもちろんですが、
介護を受ける側、つまりご利用者様にとっても精神的な不安や苦痛を与えてしまう場合があり、
それがもとで転倒事故等につながる危険性もあります。
そこで負担が少なく、安心・安全に移乗をおこなっていただくために移乗用具の活用をお勧めします。
介護技術も介助をする側・介助を受ける側双方の身体的負担を軽減させる方法が開発され、
どんどん新しくなっています。
移乗用具はさまざまなものがありますが、今回はスライディングボードをご紹介します。
仰臥位(あおむけの姿勢)の利用者さんを移乗する状況は、シーツ交換や入浴介助など様々です。
スライディングボードは筒状のスライディングシートがボードの周りをキャタピラのように回転し、
利用者さんとベッドなどがずれにくい状態で移乗ができます。
利用者さんを側臥位(横向き)にして、背中の下にスライディングボードを敷き込み、
また仰臥位に戻してから体の側面(肩と腰)を横方向に押してあげるだけで、
簡単にスライドができます。
移乗用具を正しく使用して、
腰痛予防・転倒事故防止に努めましょう。
ご用命は兵庫リハビリの営業担当まで。