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「拡大読書器」について
2018-05-25
みなさま、こんにちは。
今回は、拡大読書器についてお話したいと思います。
拡大図書といって、活字図書の文字や図を拡大して再編集されたものがあります。
しかし、著作権等の問題もあり、教科書などが主で、
点字図書や音訳図書に比べて発行部数がかなり少ないのが現状です。
そこで弱視の方や視力の衰えた高齢者の方などの、
自由に書籍を読みたい、新聞を読みたい、受け取った手紙を読みたい
などを可能にするのが「拡大読書器」です。
「拡大読書器」とは、カメラで撮影した映像をモニターに大きく映し出し、
読みやすくするビデオ機器です。
スマホやタブレットの「ルーペ」に似た機能ですね。
しかし単に拡大するだけの機能では、読みづらさは改善されません。
眩しさや色彩なども大きく影響しています。
そこで「拡大読書器」には、拡大する倍率を自由に変更できたり、
白黒や白黒反転、黄色黒、黄色黒反転などのカラーモードを切り替えられ、
コントラストを調整することによってちらつきや眩しさを軽減させる
機能などが備えられています。
またどの行を読んでいるか、分かりやすくするために、
マスキングするものもあります。
大きさも据置型から外出時にご使用いただけるポケットサイズまで、
用途に合わせてさまざまです。
据置型では、読みたいものを乗せる可動式テーブルがついており、
軽い力で動かすことができるものもあります。
「拡大読書器」は、日常生活用具の対象商品です。
くわしくは、弊社までお問い合わせください。
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