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高齢者の「冷え」について
2018-03-24
こんにちは。
春は、他の季節よりも気温差が大きい季節です。
はぽかぽか陽気ですっかり春めいてきたなと思ったら、
真冬日に逆戻りといったことがありますね。
ヒトは気温に慣れるためには、数日から数週間かかるといわれています。
高齢者や、持病のある方は、この気温差が体調を崩すきっかけとなることがあります。
春先に風邪をひきやすいのは、この急激な気温差に体が適応できていないからなのです。
また高齢になると、体内で熱を作り出して体温を一定に保とうとする体温調整が低下し、
鈍くなってしまいます。温度感覚も低下するため、寒ければ一枚羽織り、
暑ければ一枚脱ぐといったことが、難しくなります。そのため、冷えが起きてしまします。
いわゆるこの時期の「花冷え」ですね。冬とは違う「冷え」です。
この「冷え」によって起きやすい病気としては、膀胱炎、神経痛、関節痛、腰痛、腹痛などがあげられます。
「冷え」で辛い思いをしている高齢者は、全体の60%にも達するといわれています。
体を温める飲み物としては、
しょうが湯、黒豆茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶
などがあります。コーヒーは逆に体を冷やす飲み物なので、ご注意ください。
飲むタイミングとしては、朝一番摂ると、その日一日体が温まりやすくなるそうです。
また、お風呂に入る前にも体の中から温めておくと、芯から温まり、湯冷めしにくくなります。
「冷え」を防いで、春先の体調管理にお役立てください。
(I)