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白杖について
2018-02-13
寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は『白杖』について少しご紹介したいと思います。
街を歩いていると時々白い杖を持って周囲を探りながら歩いてる方を見かけることがあるかもしれません。
この白い杖を見かけると多くの方は「目の不自由の方かな?」と認識する方が多いでしょう。
しかし、 白杖を使用している=全盲 とは限らないのを皆様ご存知でしょうか?
この白杖は全く目の見えない方だけではなく、
視野が欠けていたり、視力が弱く眼鏡等で矯正できない方も白杖を持つことがあります。
病気や体質により近くは見えるが遠くが見えない、視覚の真ん中は見えないけど外側は見える等人によって症状は様々です。
その事実がちゃんと認識されず、スマートフォン等を操作している姿を見て
心無い言葉をかけられるなど悲しいエピソードもあります。
白杖を使用して歩いてる方が地面や床を叩いて歩くこの方法はタッチテクニックと呼ばれます。
音を出すことで自分の存在を知らせる為だけではなく、その反響音により周囲の状況を確認することもあります。
そして、あまり知られていないのが、白杖をまっすぐに上げる 【SOSシグナル】。
白杖を頭上40~50㎝くらいの高さに掲げる行為は何か困っている、サポートをして欲しいと表現しています。
白杖を掲げてるこのシグナルを見かけたら迷うことなく積極に声をかけてあげましょう。
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