提案商品 その54
2017-01-18
こんにちは
『提案商品 その54』
です。
今回は
消耗品についてです。
各施設様において
毎日使う消耗品の
代表的なものというと
「使い捨ての手袋」
ではないでしょうか。
メーカー、商品の種類
が非常に多く
施設様の考え方が表れる商品の
ひとつかと思います。
比較的多くの施設様で
使用されているのが
「プラスチックグローブ」
と呼ばれているものです。
この
「プラスチックグローブ」
には
「粉あり」「粉なし」
と呼ばれる
2種類のタイプがあります。
手袋の製造行程の中で
「型」から抜く時に
抜けやすいようにと
あらかじめ「粉」がついています。
この「粉」が付いたまま
箱詰めされるのが
「粉あり」
と呼ばれているもの。
ひと工程増やし
「粉」を取り除く作業を経て
箱詰めされたものが
「粉なし」
と呼ばれているものです。
「パウダーフリー」
とも呼ばれています。
このひと工程の差が
価格に表れて
「粉なし」の方が
若干割高になっています。
コスト面の都合で
今までは大方の施設様で
「粉あり」
が選ばれる事が多かったのですが
最近では
「粉なし」
の施設様が
非常に多くなってきています。
コストが高くなっても
「粉なし」
を選ぶ理由は
・粉にアレルギー反応する人がいる
・衣服に白い粉がついて汚れる
などの理由です。
今後ですが
この「粉なし」を選ぶ施設様が
100％になりそうな
ニュースが年末にありました。
米国食品医薬品局（FDA）が
医療用手袋に付いている
パウダー（コーンスターチ等）が
安全性上のリスク要因に
なりうるとして
パウダー付き医療用手袋の流通を
差し止める措置をとることを
発表しました。
今回の FDA の措置を受け
日本グローブ工業会は
厚生労働省に対して
パウダーフリー手袋への
供給切替えの強化に取り組むことを
報告しています。
「医療用手袋」
とあるので
それ以外の商品について
どうなるかと言えば
わかりません。
因みに
「医療用手袋」
については平成30年までに
「供給切替え」
という文言で表現されています。
つまり
「粉あり」
の新商品は製造されなくなり
既存の商品も
製造終了にしていく。
という流れのようです。
各施設様には
またコストアップの
お話しになりそうです。
微力ながら
弊社でお役に立てる事があれば
ご相談に乗らせていただきます。
兵庫リハビリ(株)
芝内信一
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